クラシア

COLUMN

【 工務店さん不動産会社さんとともに住宅業界を盛り上げる 】その347

2021.5.10

工務店支援

工務店さんの新たなビジネスモデルを考える ★その121
健康住宅を考える ★その4
健康、不健康の線引きが曖昧になっている状況で、医療が過度に介入した場合、何が起きるだろうか。
医師などの専門職が過度に介入すると、患者の意向が置き去りになったり、病気探しや検査・薬漬けが始まったりする危険性があると思われます。
医師などの専門家が患者の生殺与奪を握ることで患者を無力化する「専門家支配」といった概念を作り出すことで、患者の利益が侵害される危険性を問題視されてきた経緯があります。
つまり、「健康」「不健康」の線引きが不明確となる中、健康づくりに対する医療の関わり方は変容を迫られており、個人の疾病を診断・治療することを重視する「医学モデル」ではなく、個人と環境の相互関係から全体を理解しようとする「生活モデル」への転換が求められてきています。
医学主体ではなく、生活モデル主体であれば、私たち住宅産業の出番が多くなり、「家という箱」を通して、お客様に最適な住環境や住まい方、楽しみ方といった提案をすることで「家という箱」以外でもお客様との幅広い接点ができると考えております。